僕らがこのプロジェクトの為に、北海道東川町を訪問したのは6年以上も前の事でした。 初めての現地は大雪の中でした。敷地が見渡せる状態ではなかったのを覚えています。
長い時間を要しましたが600坪の大きな敷地内に2つのボリュームを造ることが出来ました。 外装を覆っているのは地場の材料、奇麗な黄色味を帯びたとど松です。 それ以外にも流通の手間を省くため、出来る限りの材料を地場のもの北海道のもので集めました。
一つは30坪の店舗「SALT」、もう一つは20坪弱の住居です。 建物同士はウッドデッキのアプローチをつくり繋いでいます。 「SALT」の店舗前ではデッキの上に大きなテントをはりました。 様々なイベントができたり、食事をしたり、 彼らの生活に合わせて ゆったりとした時間を過ごせるような場所をつくりました。 余っている敷地を眺めながらゆったりするのはとても贅沢な時間です。 まだまだ余っている広い土地。これからも色々なことが想像出来てとても楽しみです。
撮影:野町 修平
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