306|2009

築30年程経過したモダンな中古マンション内の一室です。既存躯体の良さもある為、コンクリート自体に 白塗装をし、和室部分の壁を解体してリビング、ダイニングの空間を広げました。2DKの間取りから 1LDKに間取りを変更して、非常に開放的になりました。床材もリノリウムカーペットから無垢材(栗の木) の細目のフローリングに貼り替えています。床材は全て同素材で仕上げる事により空間の広さを 感じることができます。一番のメインとなったのはキッチンです。桐材というキッチンでは珍しい材料の 選択を行いました。桐材には防臭、防菌効果もある為(よく米櫃などにも利用されます)、引き出し内部にも 使用しています。リビングダイニングの大きな窓からは桜島も眺望できます。