鹿児島の家|2009
鹿児島にて住宅の計画を行いました。内外装のデザインと意匠監修を弊社が担当し、什器や家具の製作は弊社の工場でもあるFactory1202が設計、製作をさせていただきました。 120坪ある大きな敷地内に40坪程の平屋をL型に配し,外壁の片面には時間経過とともに、風合いが変化していくレッドシダー材を貼っています。建物内部から見渡すことができる、住居の中心になる部分には正面をコンクリートの擁壁で囲われた20坪ほどの中庭を作りました。 内装はシンプルに家具が映えるような空間作りを心がけ、天井、壁面は艶を消した白の水性塗装で仕上げ、床は自然な風合いを残すためにナラ無垢材のフローリングをオイルで仕上げています。白の染色をした、各部屋の扉やキッチン設備の家具、脱衣室のカウンターもFactory1202が製作しました。ワンルームの空間に広がりを持たせるため、高低差をつけて奥行きを出しています。天井の高いおおきなリビングからは中庭と桜島も眺望でき、ゆったりとした時間が流れています。 |