Stroll||2022

都内目白台の閑静な住宅街にできたコーヒーショップ「Stroll」。
オーナーは元々弊社の「Tas Yard」や「BE A GOOD NEIGHBOR COFFEE KIOSK」でマネージャーを務めており、
長年の経験をもとに自分のお店を開くこととなりました。

「Stroll」という店名は”散歩”という意味があり、散歩の途中に誰でも気軽に立ち寄る。
そんな空間をコンセプトにデザインしました。

エントランスは様々な用途に対応できるような機構のサッシを設計し、
住宅街に馴染むような温かみのあるレッドシダーを選びました。

また、カウンターを正面に向かせるのではなく斜めに振ることで、
お客さまが自然と店内に入りやすいように設計しました。
淡色で構成された空間にメリハリをつけるため、明るいレザーを選んだソファは、
お客さまがオーナーとの会話をよりリラックスして楽しめるように、
目線の高さやゆったりと座れる奥行きのある座面を意識して設計しています。

店内のテーブルやハイカウンターは、
オーナー自ら探してきたテーブルや椅子をベースに製作しています。
また店内に散りばめられたオーナーセレクトの様々な調度品がより空間を魅力的にしています。

地域の方々に長く愛されるようなコーヒーショップになってほしいという思いをこめて、
多くの方々に協力いただくことで、この空間が出来上がっています。

河内 実紀

内容:インテリアデザイン
面積:33.53㎡

インテリアデザイン:ランドスケーププロダクツ
内装施工:菊田工務店
ソファ製作:bliss

撮影:野町 修平